ニコール・キッドマンのギャラとオバケのQ太郎
ハリウッドでもっとも稼ぐ女優はニコール・キッドマンだそうである。
ロイター通信によると、ニコール・キッドマンの映画1本あたりの出演料は推定1600万?1700万ドル。日本円にすると約18億6000万~19億7500万円になるという。
すごい金額である。
しかし、すごすぎてビンボー人にはいまいちピンとこない。
こういうときは身近なものに置きかえてみるにかぎる。
たとえば、インスタントラーメン。
ニコールのギャラにはかなり幅があるが、かりに真ん中をとって、19億1750万円ということにする。
うちの近所のコンビニで売っているサッポロ一番みそラーメンは一袋86円だったので、
19億1750万円÷86円=2229万6511個(54円のおつり)
2229万6511個のラーメンが買える計算だ。
う?む、結局よくわからない。
これではまるで、岡本喜八監督『大誘拐 RAINBOW KIDS』の誘拐犯だ。
かれらは「ラーメン単位」でしかものを考えられず、誘拐した資産家の老婦人のスケールの大きい金銭感覚に圧倒される。
しかし、どうせ背伸びしたところで、ぼくもしょせんは「ラーメン単位」の人間である。ジタバタせずに、このまま「ラーメン単位」で考えていく。
インスタントラーメンが2229万6511個。
ぼくは大食いなので、ラーメンは基本的に1度に2個食いする。ということは、
2229万6511個÷2=1114万8255食(1袋あまる)
となる。毎日3食ラーメンばかり食べるとすると、3で割って、
1114万8255食÷3=371万6085日(プラス1袋)
1年365日だから、これだと1万年以上食いつなげる計算だ(!)。
やっぱりどうもピンとこない。
??話は変わるが、ラーメンといえば思い出すのが「小池さん」だ。
藤子・F・不二雄先生のマンガ『オバケのQ太郎』などに登場するキャラクターで、なぜか眉間にシワをよせながらいつもラーメンをすすっている。
『オバケのQ太郎』といえば、インスタントラーメンをたくさんもらったオバQがそれをぜんぶ家のお風呂にブチこんで、自分もその「ラーメン風呂」に入りながらラーメンを食うシーンがあったのがとても印象に残っている。
子どものころは自分もやってみたいと思ったものだ。
この浴槽がどのくらいの大きさだったかは正確にはわからないが、一般的な家庭用の浴槽に入るお湯の量はだいたい180?200リットルだそうである。
ちなみに、うちにあるラーメンどんぶりに計量カップで水を入れていったら、「ああ、いつも2個食いするときと同じぐらいの量だな?」ってとこで、だいたい800ミリリットル、すなわち0.8リットル入った。
・・・てことは、かりに浴槽いっぱいのお湯を190リットルとすると、
190リットル÷0.8リットル=237.5杯
ドンブリ一杯にラーメン2袋だから、
237.5杯×2個=475個
浴槽いっぱいにラーメンをつくる場合、インスタントラーメン475個が必要ということになる。
大食いのオバQのことだ、おそらく浴槽1杯のラーメンを1食でたいらげたことだろう。1食475個。
475個×3食=1425個
オバQは、1日なんと1425個(!)のインスタントラーメンを食べることができる。
ここで思い出してほしい。
ニコール・キッドマンの映画一本の出演料でインスタントラーメンを買うと、ぜんぶで2229万6511個。
2229万6511個÷1425個=1万5646日
すなわち、42年と316日。
ニコールが映画に1回出れば、オバQを42年以上豪勢にもてなすことができるのである!
毎食ゴハンを何十杯も食べるオバQ。
オバQの食欲が家計にあたえる影響は大きい。正ちゃんちは平然とオバQを居候させていたが、じつは日本のフツーのサラリーマン家庭でオバQといっしょに暮らすことはむずかしい。
でも、ニコール・キッドマン邸ならぜんぜんヨユー。
それどころか、オバQが3?4人いたって大丈夫。ラーメン風呂でオバQ毎日ニッコニコだ。
・・・ようやくニコール・キッドマンのギャラのすごさがわかってきた。
あ、でも、ニコール・キッドマンのとこは犬を飼っているらしいので、犬が苦手なオバQはいっしょには住めませんね(笑)。
またまた話は変わりますが、明日はマックにでも行くつもりです。
どこかのお得情報サイトでマックカードが無料で貰えることを知って、今日マックカードが届きました。500円分しか有りませんが、全部使いきっておこうと思います。